みゆきち闘病日記

これって何の病気なの?解離性健忘、パニック障害、発達障害、てんかん…の診断を下されたり否定されたり。いつも不安と闘ってる。どうしたらフツウに生きられるんだろう。届け、人生に悩む、全ての人々へ。

入院

何かにすがりつきたくて、たまらないのです。

退院してから、記憶がなくなることに「慣れ」が出てきたように思う。 慣れるってことは認めるってことだよね。 それが良いことか悪いことかは分からないけれど。 そして、その「慣れ」に安心している私がいる。 けれど、それが正解でないと反発する私もいて …

ただいま。

生きてるだけで精一杯。 そんな日々は変わらない。 けれどこの3ヶ月は確実に私のためになったの。 たくさんの仲間ができたし一緒に心の勉強もした。 つらいのは自分だけではないと毎日のように確認しては心に刻み、必死で涙をぬぐった。 どれだけ私は恵まれ…

確認して、生きて。

今までの なんか嫌な予感がするからの、記憶が後に失われるほどのなにかが起きる とはちょっと違ってて2019年12月20日、私はずっとそわそわしてた。 いつもと違う感覚に少しの恐怖心がそれを加速させていたようにも思える。 そしてそれはその日22時ごろ形に…

先生、ありがとう。

2019年11月21日 たくさんの人に支えられて生きている。 そんなことを実感できる日だった。 私が病院に行くために母が仕事を休んで付き添ってくれた。 母が仕事を休むために、ある人が代わりにフルでシフトに入ってくれた。 私の担当M先生は忙しいのに急な診…

考えごとをしていたら寂しくなる。

私は布団の中にいる。 ベッドの上に座っている。 ベッド横の窓際にはお気に入りのぬいぐるみがいる。 私の服 私のバッグ 私の机 私の本 私のものがつまった私の部屋で どうして私が違和感を感じているのだろうか。 寂しいんじゃない。 悲しいんじゃない。 で…

精神科に入院するということ。後編

ついに後編になります。 もしよかったら、前編、中編も読んだ上で見ていただけると嬉しいです。 smiyukichi-diary.hatenablog.com smiyukichi-diary.hatenablog.com 本当は、あの病院にも良い思い出はある。 こっそり隣人の女の子と一緒に病室でお菓子を食べ…

精神科病棟入院中の出来事。7

smiyukichi-diary.hatenablog.com smiyukichi-diary.hatenablog.com 4月に入ったころの外泊から帰ってきた翌日。 下痢や両腕の発疹に加え、朝ごはんも半分残してその日は始まった。 ここから1週間ほど、私はこの部屋から一切出られない。食事も排泄もシャワ…

精神科病棟入院中の出来事。6

一時帰宅時、38.9度の発熱。 精神的にもキツく、りんごジュース買って欲しいって言うのに5分かかった。 帰宅期間は2日ほどで病院へ。 ただいま。216号室。 もうしばらくいっしょにいるよ。(熱で出られないから) 窓から見える朝の空が青い。私の腕は発疹でブ…

精神科病棟入院中の出来事。5

母方の祖父母と両親、そして弟がお見舞いに来てくれていた時、ちょうど私の担当医師が病室に訪れてきた。 数日前に受けたさまざまな検査の結果について、脳波に詳しい別の医師に検査結果を診てもらっていたため、結果待ち状態だったのだ。 家族に一言挨拶を…

精神科病棟入院中の出来事。4

まさか病院内であんなことがあるなんて、思いもしなかった。 あの人に初めて話しかけられた時の印象は、一生懸命に話をしてくれるおじさん。 ここではMさんと呼ぶことにする。 Mさんはよく私に話しかけ、私が笑顔で話を聞いたりこたえたりするだけでとても嬉…

外泊許可日の涙。

精神科病棟入院中。父の誕生日に、外泊許可がおりた。 嬉しい知らせにも体調は大して変わらず、頭がぐらぐらと揺れているせいでなんだかご飯が噛みにくい。 手も震えて日記の文字も汚くなる。足がおぼつかない。 認知症が入っている(と思われる)おばあちゃん…

精神科病棟入院中の出来事。2

入院2日目、初めてデイルームで朝ごはんを食べた。(初日は1人病室にて) 1人ずつ席が決まっていて、他の患者さんと初めての交流でもあった。 年配の方が多く、私は新入りな上に若いから物珍しい目で見られていたけど、みんな優しかった。 隣の席の女性「うつ…

精神科病棟入院中の出来事。1

初日、シャワーを浴びてドライヤーを借りに行こうとした時のこと。 「看護師さん助けてくださいお願いします」 という声が廊下まで響いていた。 声を辿ると、おばあさんが叫び続けている。 ナースステーションに行っても、誰もいなかった。 きっとあのおばあ…