みゆきち闘病日記

これって何の病気なの?解離性健忘、パニック障害、発達障害、てんかん…の診断を下されたり否定されたり。いつも不安と闘ってる。どうしたらフツウに生きられるんだろう。届け、人生に悩む、全ての人々へ。

精神科に入院するということ。後編

ついに後編になります。

もしよかったら、前編、中編も読んだ上で見ていただけると嬉しいです。

 

smiyukichi-diary.hatenablog.com

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本当は、あの病院にも良い思い出はある。

こっそり隣人の女の子と一緒に病室でお菓子を食べた夜、修学旅行みたいで楽しかった。

 

あそこにいなかったら出会えなかった人がたくさんいる。

私のことを助けてくれた人がいる。

 

過去に散々なことも書いたけど

看護師の皆さん疲れてるだろうに

私が高熱で風疹の可能性が出来てしまって、彼女達の仕事を増やしてしまったとき、嫌な顔を見せることはなかった。

 

担当の先生はいつも「私」を見てくれなかったけど

「私の病気」には向き合ってくれていた。

 

あの時できた友達も、毎日一緒にご飯を食べながらお話してくれていた方も、声をかけて助けてくれた方も、気が滅入ってしまってないか心配してくれていた看護師さんも…。

 

みんなみんな、ありがとうございました。

本当に、お世話になりました。

 

2019年4月3日、退院の日

 

まだ元気になってはいなかった。

それとは別に、せめて最後くらい、気持ちよく退院したかったな。

 

最後の最後まで、先生は私を見ようとしなかった。

隣の看護師さんが私のことを伝えようとしても、「それはいいから」と耳を傾けなかった。

 

私はこの病院を出て、どんな生活が待っているのだろう。

この時はまだ、この苦しみが序章に過ぎないことを、私は知らなかった。