昨日、息が止まりました。
昨日と今朝、息が止まりました。
昨日のお昼の出来事から、振り返ってみます。
元パティシエがお盆の差し入れ用にプリンを作った。ふわふわのを作る予定が、なめらかなのになってしまったけど、あれはあれで美味しかったからいいや。(味見)
材料を計ること、行程を考えること
一つ一つが実感させてくれる。
あの時私が学んだもの、身につけたものは絶対に無駄なんかじゃない。
大好きなパイピング(チョコレート等で文字や模様をかくこと)
今でも体は覚えていてくれた。
お盆、祖母に持って行ったらきっと喜んでくれる。
すごいねぇ、さすがだねぇ、って言ってくれる。
もうパティシエじゃなくても
喜んでくれる顔も美味しいって言葉も
本当に嬉しいんだよ。
だから、体がそんなに悲鳴をあげていたなんて全然気付かなかった。
その日23時ごろ、20分程全身震戦した。
今までとは明らかに違うものだった。
息が、しづらい…。
たびたび呼吸が止まっては
カハッと通気口が出来てやっと息をする繰り返し
意識が失ってしまったりしないか
恐怖の中、父と母の声だけが聞こえていた。
喉にドアが出来たみたいにヒュッと息が止まる。
それを必死にこじ開けようと、ハッハッと息をしようと試みる。
カハッと扉が開くと体に空気が入ってくる。
落ち着いて、深呼吸して。扉をなおす。
お願い、もう、壊さないで。