みゆきち闘病日記

これって何の病気なの?解離性健忘、パニック障害、発達障害、てんかん…の診断を下されたり否定されたり。いつも不安と闘ってる。どうしたらフツウに生きられるんだろう。届け、人生に悩む、全ての人々へ。

またまた記憶がとびました。

私は今何をしていたのか、どこにいるのか、それらはなぜなのか、朝なのか夜なのかも、そもそも自分は誰なのかも。何もかもが突然ふっと頭から抜け落ちて分からなくなる。本当に失うわけじゃない、一瞬限りの記憶喪失みたいなもの。

 

「解離性健忘」の症状。もう何度目かも分からない。初めてこれが起きたのは、4年前。始めの2年くらいは半年に1度ほどだったのに、いつのまにか頻度が多くなっていた。

 

医大に通う前の精神科クリニックで解離性健忘と診断された。その病気を説明する時、先生はこう表現してくれた。

「頭の中には沢山の記憶があるけど、小さい頃の記憶を全部覚えている人はいないよね。でも、例えば当時の写真を見たり、友達に会ったり、よく遊んだ公園や遊具を見たりすると『あぁここでこんな風に遊んだなぁ』なんて思い出す事がある。

それは、大人になっても、脳が勝手に要らないと判断したり、好まないと感じた記憶はどんどん小さくなっていき、古い記憶は当然薄れていくけれど、様々な記憶に脳のスポットライトを当てることで断片的に思い出したりするから。

そのスポットライトが『その人にとって耐えられない程嫌な記憶』に当たってしまった時、それはバチーンッと跳ね返る。その瞬間、脳と体が切り離される。」

 

ストレスが溜まったり、大きなショックを受けたりすると、それが引き金になる。

 

私の場合、新卒で入った職場の上司から酷い扱いを受け、社長に相談しても何も変わらず、ざっくり言うと人間関係がうまくいかなかった。

仕事を覚えるだけで精一杯で、社員として働くのは初めてだったから勝手が分からず、心がズタズタに傷つきながらもそれに気付くこともなくそこから逃げる発想もなかった。

泣き崩れながら家に帰ってくる私の様子を見かねた姉や、それを聞いた母の協力によって退職することとなった。

 

記憶が抜け落ちるようになってから、その症状についてスマホや本で調べていた。(それについての本はなかなか見つからなかった。)だから、なかなか耳にすることのない病気だと思うけど、先生に診断結果を聞いた時は「やっぱり」と思った。

 

今日は買い物に行こうと地下鉄を待っていた時、急に気持ち悪くなり症状が出た。なのに私はそのまま電車に乗ってしまった。

基本的に「そう」なっている時は、頭が混乱しているため判断力が鈍っている。

記憶があやふやな状態でなぜ地下鉄に乗るのか、なぜ家に帰らないのか、それはそういうこと。

 

解離性健忘って聞いたことがある人はどのくらいいるのだろう。以前、症状が出た時そばにいた人に聞いても、見た目では特に変化は分からないそうだ。理解しあいたいと思っても余計に難しいではないか。苦しい記憶を受け入れられるまで待つしかない。

同じように苦しむ人が、それを1人で抱え込んでしまうようなことがないように、少しでも支えになりますように。これからも経験や経過を綴っていきたいと思う。