意外と気づいてる父の話
私は昔から自他共に認めるパパっ子。
末っ子じゃないけど甘え癖のある末っ子体質。
未だに通りすがりの父にお風呂上がり髪を乾かしてもらったり、お昼寝してたら横に行き来するくらいの仲。(ちなみに私は今年で23歳になります…。父の年齢はご想像にお任せします。)
そんな父が、「おやすみ」と言ってお布団に行った私のところにのそのそとやってきた。
私「何しに来たん?」
父「なんかさみしそうだったから。」
ギクリ。
私「なんで?」
父「とぼとぼ歩いてたし、しょんぼりしてる感じする」
本人自覚なかったけれど、目に見えて元気がなかったらしい。
眠いのに寝たくない。寝るのが怖い。元気なふりしてなきゃ母がいろいろ言ってくる。そんな気持ちが態度に出てたのだろう。
最近は、やたら母が私の心配をしている、というより、むしろ監視されている気さえする。
それが、正直息苦しい。
縛られた自由な生活から早く抜け出したい。言葉は矛盾してるけど、そのままの意味だ。
家族のこと、嫌いなわけじゃない。
でも、今はそっとしておいてほしいのが、本音。
心配されすぎはプレッシャーになる。
そんな時、「そのくらい大丈夫でしょ〜」といつも余裕かましているのが父。
直接言わないけど、まだまだ元気で、そのままでいて。
もうしばらく甘えさせてください。