みゆきち闘病日記

これって何の病気なの?解離性健忘、パニック障害、発達障害、てんかん…の診断を下されたり否定されたり。いつも不安と闘ってる。どうしたらフツウに生きられるんだろう。届け、人生に悩む、全ての人々へ。

何してるの?

普通の生活をするので精一杯。

少しの心の乱れが頭の中まで狂わせる。


前に漫画を描いていた時に買っていた画材用品をあさり、一本のカッターを手にする。


そういえば、診察の時に先生が
次の診察の時まで絶対にそういうこと(自傷行為)しないって約束してね
って言ってたっけ。


なぜか
家族に言われるより
友達に言われるより
ずっとずっと心に響いた


でも、少しだけ。少しだけ、試しに。


(スーパーの試食かよ…。)


スーパーの試食で例えるなら確実に買う流れではないか。


…なんだ。意外と切れにくいんだな。
なんて。
軽く手のひらにポンポンとカッターを落とす。


血の出ないぎりぎりのところでとめる。


…そう。ちょっと試食しただけだよ。
買わないから。

 


…ごはんが食べられるようになったとおもったら
今度はお布団に入れない。


母が和室に敷いてくれているのだけれど
なんだか申し訳ないような苦しみを感じながら中に入り、とりあえず座ってみる。


様子を見かけた父


「何してんの?」


私「…何も?」

 


私も、何してんのか、分かんないや。

先生、教えてください。

どうして自傷行為はしてはいけないのだろう。

先生に聞いたら、教えてくれるかな。

 

ただただ、わたしが安心するための行為よ。

死ぬリスクを越えてしまった苦しみを紛らわせるだけ。

だって、車に突っ込んだら、車で轢かせてしまった人に悪いじゃない?

だから自分のことは自分で片付けるの。

 

そんなことをしても誰も喜ばないとか、悲しませるとか、そんな定型台詞が心に響くと、素直に聞き入れられると思って言ってる?

笑かしてくれる。

そうだよね。なんてなるならそんなことしない。

 

患者のために、自らの追い詰められた死に向き合いながらも短い期間に必死に書き綴られた、優しさにあふれたカルテを、ひとは神様のカルテと呼ぶらしい。

 

私のカルテには、一体何が書かれているのだろう。

私を許さないのは私じゃない。

何かから飛び出したくて逃げ出したくてたまらない。

少しでも否定されるようなことを言われると

何もかもが自分を否定されていると私の中のもう1人の私が私に言う。

 

全ての物事出来事は彼女を通して私に響く。

 

紛らわしいので、私の中の彼女をAちゃんと呼ぶことにする。

Aちゃんは私に、危ないよ、なんか怖いよって言ってくるから

私はAちゃんに大丈夫よ、って言い聞かせるの。

 

なのに体はAちゃんに正直なんだ。

 

だれも悪くない。

何も起きてない。

なのに気持ち悪い。

 

Aちゃんが私を否定してくる。おまえはいらないよ、と。

でも、それでいてAちゃんにとって、私の医大精神科での担当M先生の言う事は絶対なのだ。

M先生が自傷行為はしないでねと言っていたから、Aちゃんも絶対にそういうことはするなと言ってくる。

いらないよ。でもそういうことしちゃダメよ。

なんて残酷。

 

それがとても居心地悪くてたくさん涙を流した。

目が腫れるだろうなと思いながら、体をさする両親に挟まられ

両親のために元気でいなくちゃ、でも私がいなくなったら、生きてなかったら今心配もかけずに済んだんだよとAちゃんは言う。

 

どうしようもない板挟みか?

 

両親が一旦引いた瞬間1人になって、タオルで口を押さえて

声をあげるように大きく泣いた。

気持ちを涙と一緒に吐き出したかったんだ。と思う。

 

気がついたら脚のスネのブツブツのかさぶたを引っ掻いてしまって、引っ掻いた先を見ると血がぷっくりと出ている。

 

少し流れる血を見たら

急に

すーーーーっと心が軽くなった。

 

今まで泣いていたのが嘘みたいに楽になった。

 

まるで、Aちゃんが「もう、いいよ。」って言ってくれたみたいだった。

先生、ごめんなさい。

普通の生活をするので精一杯。

少しの心の乱れが頭の中まで狂わせる。


前に漫画を描いていた時に買っていた画材用品をあさり、一本のカッターを手にする。


そういえば、診察の時に先生が
次の診察の時まで絶対にそういうこと(自傷行為)しないって約束してね
って言ってたっけ。


なぜか
家族に言われるより
友達に言われるより
ずっとずっと心に響いた


でも、少しだけ。少しだけ、試しに。


(スーパーの試食かよ…。)


スーパーの試食で例えるなら確実に買う流れではないか。


…なんだ。意外と切れにくいんだな。
なんて。
軽く手のひらにポンポンとカッターを落とす。


血の出ないぎりぎりのところでとめる。


…そう。ちょっと試食しただけだよ。
買わないから。

 


…ごはんが食べられるようになったとおもったら
今度はお布団に入れない。


母が和室に敷いてくれているのだけれど
なんだか申し訳ないような苦しみを感じながら中に入り、とりあえず座ってみる。


様子を見かけた父


「何してんの?」


私「…何も?」

 


私も、何してんのか、分かんないや。

耶馬渓の紅葉

今週のお題「紅葉」です。

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今年、耶馬渓の紅葉を見に行った時の車の中からパシャリ。

走ってる最中にしては意外ときれいでお気に入りの一枚。(もちろん運転中じゃないです笑)

 

そして目的地、耶馬渓到着。

 

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ここはラピュタの世界…?

 

せっかくなので登りましょう。

 

登山途中。

景色をパシャリ。

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もうすでにきれいだよ…。

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ここまできてしまった。上まで行こう。道なき道をよじよじ。

 

 

…着いたーー

 

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写真の技術がなくて感動が伝わらないけどめっちゃ綺麗なんです。

登った甲斐あったー(*^ω^*)

 

ごちそうさまです。

 

鍋ヶ滝も見に行ったので載せときますね。

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虹色ミラクル🌈

 

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つめたさがあたたかい。そんな季節がすごく好き。

 

 

先生、ありがとう。

2019年11月21日

たくさんの人に支えられて生きている。

そんなことを実感できる日だった。

 

私が病院に行くために母が仕事を休んで付き添ってくれた。

母が仕事を休むために、ある人が代わりにフルでシフトに入ってくれた。

私の担当M先生は忙しいのに急な診察を受け入れてくれた。

私の不安を、きちんと聴いてくれた。

家にいるとつい死んでしまいそうで入院したいと言うと、入院希望は出せるから次の診察の時にもう一度意思を聞くよと言っていた。

 

そして、M先生に、もしよければとお願いされたので

他大学病院の先生の研究の為にアンケートをたくさん受け、問診に答えた。

それは、てんかんではなく精神的なものが原因である「非てんかん性けいれん」の患者を対象とするものだった。

 

私がこれに協力することで、誰かが助かる日がきっとくる。

そう願う。

 

アンケートを書く私の隣で、母は少し嬉しいと言った。

 

M先生が、非てんかん性けいれんの研究をしている先生とつながっているということ。

そういう研究をしている先生がいること。

 

たしかにそうだ。

 

ただしそれは

同じような状態でつらい毎日を送っていたり、はたまた死に走る人が

それだけたくさんいるってことを

表すものでもある。

 

とても怖い。

 

心が死の瀬戸際に立っている人が溢れている様子を想像して私は泣きそうになった。

 

診察の終わりに先生は言った。

次の診察まで、自分を自分で傷つけるとかそういう行為はしないと約束してね。

クリスマスプレゼントに

彼にクリスマスプレゼント何が欲しいか聞かれたとき、すぐに答えられなかった。

 

だって、ただのプレゼントじゃない。

ちょっとだけ特別感ほしいけどでもそんなに値段が高くないもので…

いろいろ考えてしまって

結局思いつかなかった。

 

11月18日、何がきっかけだったか、母が言った。

サンタさんからクリスマスプレゼントに欲しいもの。

「あなたの食欲」

あなたっていうのは、私のこと。

 

やっぱり、心配してるんだね。

ごめんね、ごはん、食べられなくて。

ごめんね、不安にさせて。心配させちゃって。

 

サンタさんにすがるくらいに考えてたんだね。

 

でも私は、心身ともに元気でいることをサンタさんにお願いなんてしないよ。

 

ごはんが少ししか食べられなくても

体がうまく動かせなくても

呼吸がうまくできなくても

 

私のことを1番に願っているお母さんがいるって分かったから。

私は大丈夫だよ。

ありがとう。