みゆきち闘病日記

これって何の病気なの?解離性健忘、パニック障害、発達障害、てんかん…の診断を下されたり否定されたり。いつも不安と闘ってる。どうしたらフツウに生きられるんだろう。届け、人生に悩む、全ての人々へ。

先生、ごめんなさい。

普通の生活をするので精一杯。

少しの心の乱れが頭の中まで狂わせる。


前に漫画を描いていた時に買っていた画材用品をあさり、一本のカッターを手にする。


そういえば、診察の時に先生が
次の診察の時まで絶対にそういうこと(自傷行為)しないって約束してね
って言ってたっけ。


なぜか
家族に言われるより
友達に言われるより
ずっとずっと心に響いた


でも、少しだけ。少しだけ、試しに。


(スーパーの試食かよ…。)


スーパーの試食で例えるなら確実に買う流れではないか。


…なんだ。意外と切れにくいんだな。
なんて。
軽く手のひらにポンポンとカッターを落とす。


血の出ないぎりぎりのところでとめる。


…そう。ちょっと試食しただけだよ。
買わないから。

 


…ごはんが食べられるようになったとおもったら
今度はお布団に入れない。


母が和室に敷いてくれているのだけれど
なんだか申し訳ないような苦しみを感じながら中に入り、とりあえず座ってみる。


様子を見かけた父


「何してんの?」


私「…何も?」

 


私も、何してんのか、分かんないや。

耶馬渓の紅葉

今週のお題「紅葉」です。

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今年、耶馬渓の紅葉を見に行った時の車の中からパシャリ。

走ってる最中にしては意外ときれいでお気に入りの一枚。(もちろん運転中じゃないです笑)

 

そして目的地、耶馬渓到着。

 

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ここはラピュタの世界…?

 

せっかくなので登りましょう。

 

登山途中。

景色をパシャリ。

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もうすでにきれいだよ…。

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ここまできてしまった。上まで行こう。道なき道をよじよじ。

 

 

…着いたーー

 

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写真の技術がなくて感動が伝わらないけどめっちゃ綺麗なんです。

登った甲斐あったー(*^ω^*)

 

ごちそうさまです。

 

鍋ヶ滝も見に行ったので載せときますね。

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虹色ミラクル🌈

 

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つめたさがあたたかい。そんな季節がすごく好き。

 

 

先生、ありがとう。

2019年11月21日

たくさんの人に支えられて生きている。

そんなことを実感できる日だった。

 

私が病院に行くために母が仕事を休んで付き添ってくれた。

母が仕事を休むために、ある人が代わりにフルでシフトに入ってくれた。

私の担当M先生は忙しいのに急な診察を受け入れてくれた。

私の不安を、きちんと聴いてくれた。

家にいるとつい死んでしまいそうで入院したいと言うと、入院希望は出せるから次の診察の時にもう一度意思を聞くよと言っていた。

 

そして、M先生に、もしよければとお願いされたので

他大学病院の先生の研究の為にアンケートをたくさん受け、問診に答えた。

それは、てんかんではなく精神的なものが原因である「非てんかん性けいれん」の患者を対象とするものだった。

 

私がこれに協力することで、誰かが助かる日がきっとくる。

そう願う。

 

アンケートを書く私の隣で、母は少し嬉しいと言った。

 

M先生が、非てんかん性けいれんの研究をしている先生とつながっているということ。

そういう研究をしている先生がいること。

 

たしかにそうだ。

 

ただしそれは

同じような状態でつらい毎日を送っていたり、はたまた死に走る人が

それだけたくさんいるってことを

表すものでもある。

 

とても怖い。

 

心が死の瀬戸際に立っている人が溢れている様子を想像して私は泣きそうになった。

 

診察の終わりに先生は言った。

次の診察まで、自分を自分で傷つけるとかそういう行為はしないと約束してね。

クリスマスプレゼントに

彼にクリスマスプレゼント何が欲しいか聞かれたとき、すぐに答えられなかった。

 

だって、ただのプレゼントじゃない。

ちょっとだけ特別感ほしいけどでもそんなに値段が高くないもので…

いろいろ考えてしまって

結局思いつかなかった。

 

11月18日、何がきっかけだったか、母が言った。

サンタさんからクリスマスプレゼントに欲しいもの。

「あなたの食欲」

あなたっていうのは、私のこと。

 

やっぱり、心配してるんだね。

ごめんね、ごはん、食べられなくて。

ごめんね、不安にさせて。心配させちゃって。

 

サンタさんにすがるくらいに考えてたんだね。

 

でも私は、心身ともに元気でいることをサンタさんにお願いなんてしないよ。

 

ごはんが少ししか食べられなくても

体がうまく動かせなくても

呼吸がうまくできなくても

 

私のことを1番に願っているお母さんがいるって分かったから。

私は大丈夫だよ。

ありがとう。

冬の始まりに思う。

朝の空を見て朝の空気を吸う。

風が少しだけ吹いていてそれはとても冷たい。

 

私の指をかじかませ鼻をツンとさせているものの正体は今見えてるもののほんの一部。

見えないものにそんなふうに感じさせる冬の匂いが素直に心に染みる。

 

太陽と月が1つの視界の中にいてなんだかおかしい。

スマホの写真には1枚に収まってくれなくて少しさみしい。

 

隣でカフェオレを作っている彼は、この景色を見て何を思うのだろう。

あたたかくてあまいインスタントのそれが、冬の朝と何かを競っているみたい。

 

初めてカップ麺を朝食べた。

久しぶりの吐き気のない食事に驚いてしまう。

私の普通は私が決めると決意したのに

変わってしまう前の、当たり前だと思っていた日常が戻ってきたような気がして

 

あの決意はまだ見栄でしかなかったのか

ただの慰めだったのか

 

いいじゃないか、どっちだって。

今は、カップ麺の後の残りのカフェオレの甘さにあまえていよう。

 

目が開かなくなり始めて。

11月13日、貧血っぽい症状と嫌な予感でアルバイトを早退した。

 

早速予感的中。

 

バイト先から帰る時

なかなか足が前に出なくて動かしにくくて

すごく歩きにくかった。

 

あと少し、あと少しって

一歩ずつ慎重に歩いた。

 

けれど、横断歩道を渡るときに痛感してしまう。

 

私の歩く遅さや歩きにくさ

 

足がうまく動かせないから、無理矢理早く歩こうとすると転びそうになる。

 

こちらに左折しようとしている車がいて

私が横断歩道を渡り終えるのを待っている。

早く渡らなきゃ。

でも転んだらもっと迷惑かけちゃう。

転ばない程度に急がなきゃ。

あの車の人、私のことかわいそうって思ってるのかな。

それとも、早く歩けよって思ってるかな。

前者の方がまだいいなぁ。

 

10メートルくらいの横断歩道を必死に渡り終えて

後ろを向いて一礼する。

「ありがとうございました」

 

 

また母が心配してる。

私から連絡がきて、パートから急いで帰ってきてくれた。

 

母と一緒に横になっている時

私の顔が痙攣し始めた。

そして、両目が開かない。

 

30分も経った。

止まらない。

 

頼むから、私の体寝てくれないかな。

 

震え始めてから2時間くらい経った頃、眠りについていた。

きっと疲れたのだろう。

体力が限界だったのかな。

 

目がさめると左腕にものすごいダルさが残っていた。

顔の痙攣と呼吸の苦しさは無くなっている。

 

 

この日はなんでも母に話した。

具合が少しでも変だな、なんか嫌な予感するな、と感じればすぐに口に出した。

 

想像以上に母が冷静に受け止めてくれたのは

最近本音をぶつけ合うようになってきていたお陰かもしれない。

 

勇気を出したことは怖かったけれど

今はすごく苦しさが楽になっている。

 

苦しさが楽って、日本語がおかしいかもしれないけど

顔の痙攣も振戦も呼吸がうまくできないことも

誰かに伝わることで受け入れてくれることで孤独の苦しさが紛れてくれる。

 

今までずっと、「普通」に生活したいって思ってた。

けど、違った。

 

私の限界は私が決める。

 

だから今日も私は普通に生きている。

精神疾患を受け入れる覚悟。

今月の診察で、精神障害者保健福祉手帳の申請をしたいと言うと、母はあまりいい顔をしなかった。

 

その件で腹を立て、後日プチ家出をした私に

私のことは私にしか分からない。

言ってくれなきゃ、どう感じて何を考えてるのか分からない。

だって見えないからと、母は言った。


私はたぶん、お母さんが考えてるより

ずっともっと私の病気を重く感じてる。と思う。


だから、今の自分を認めて生きていかなきゃいけない。


もしも障害者手帳が交付されて
社会的に、公的に私が障害者であると証明されても、それを一緒に受け入れてほしいと思ってる。

 

私だって母が何を考えてるのか本当のことは分からない。

もしかして、娘がろくに働けていないことが恥ずかしいと思ってるかもしれない。

通院に付き合うことに面倒くさいと思ってるかもしれない。

恥ずかしくない?面倒くさくない?と聞いたって、絶対そんなことないよって言うじゃん。

日本人だし(?)

 

気を遣って本当のこと話せないこと、たくさんあるよ。

これから、少しずつ、少しずつ

ぶつけていくから。

話せる限り話すから

覚悟しててよね、お母さん。